彼岸の国が染まる前に

鬼憑と人間 鬼灯と乱菊 国民と国家 人々の思想は入交じる。そんな物語

登場人物(鬼灯) - 夜明

2020/04/05 (Sun) 00:08:57

鬼憑(オニツキ)
それはとある昔、ただの人間でありながらも化け物扱いされてきた者の名称。疫病神と言われ続けた鬼憑たちは国家の特攻軍《乱菊》によって捕獲され、妖鬼裁判にかけられる。無罪になれば晴れて自由の身になれるが、鬼憑と密告されたものは裁判に負け、ほぼ残虐に殺されていた。

《鬼灯》
国の考えに疑問を描き、抗う鬼憑達が集った組織。主な活動は鬼憑達を守り、そして国に自分たちは人間だと、お前らと変わらないと主張すること。入隊は意思がある鬼憑ならば自由。皆それぞれの正義を抱え日々を過ごす

Re: 鬼灯 頭領 - 夜明

2020/04/05 (Sun) 00:11:18

「別に仲間や同僚が敵と仲良くすんのはいいんだ、ただ殺さにゃいけない時に殺せるかが問題だ」
「なに、気にしなくていいぞ!これくらい何ともない!」

「仲良うすんのはいいんだけどなぁ、…情が移っていざと言う時殺せなくなっても知らないぞ」

名前:咲(ショウ)/須ヶ原 咲(スガハラ サキ)
性別:男

年齢:自称不明…だがどう見ても三十路。

容姿:肩甲骨迄の艶やかな黒髪は赤い髪留めで纏め上げられ、優しげに細められた瞳は猫の様な黄金に染まり、健康的に焼けた肌と笑えば大きく開く口にそこから覗く犬歯は鋭い。
首と手首には縄で締められた様な痣、胴には火傷痕や切傷の痕が沢山ついている。それを隠すように灰色のタートルネック、黒い着物に赤い帯、くすんだ小豆色のロングコートと同色の約5㌢近くあるヒールのブーツ。

性格:優しく正直で大らかである。
唯正直な分言いたい事はずばぁっと言うしなんなら表情とか動きとか付けてくるから偶に鬱陶しいけど何故か憎めないやつ。
鬼灯は護るもの、乱菊は避けるもの、政府は…「言わずもがな、って奴やな」
残念やけど怒れないんですわぁ…とか言いつつ鬼灯の子が視界の中で殺されたり傷付けられたりするとキレる。嘘つきめ。
そして喧嘩を売っても温和だからと言ってなめてかかるとメリケンか影が飛んでくるので…((((

武器:メリケン
異能:【悪鬼羅刹】
背中に真黒な穴を開け、そこから無数の大小様々な手が伸びる。コートの内側や足元からも伸びるが、その際も同様に其の出てくる範囲が真黒に染まってから出てくる為動体視力が良ければ解りやすかったり。基本的に手の形をしているが一応形は変えられるらしい。
ふざけて猫耳とかやってると周りに怒られる。
攻撃にも使う他、遠くにあるものだったり同時に幾つかの事をしたい時何かは良く駆使している。ただ使い過ぎると体力の消費がやばいのでぶっ倒れる事が多々ある。

追記:この場合「影」と言われているが、正しくは己の中のどす黒い何かを具現化したもの。本当は本人の意思次第じゃ固形だけではなく液状化も出来る。霧とかは無理。

所属:鬼灯
位:頭領

備考:【傷だらけの化物は暗がりに潜みたがる。】

「世話んなった人一人助けられなくて。」

「何が「護る」だアホ。」

「結局俺だけ逃げてるじゃないか、情けない…」

少年は救われた。
少年は世界を知った。
少年は幸せだった。
少年はこのままを願った。

青年は絶望した。
青年は何も出来なかった。
青年は逃げ出した。
青年は後悔した。

怖がった。逃げた。抵抗出来なかった。
震えた。無力だった。

ただ、ただ、抗う事さえ赦されなかったのだ。

Re: 鬼灯 側近 - 夜明

2020/04/05 (Sun) 00:13:02

SV「日守彪斗。鬼灯だ。鬼憑とかアイツらは言ってるけど気にしねぇ。…ここにいる人たちは皆おなじ人間だ。お前もそう思うだろ?」
「花は花らしく枯れて死んどけ。俺は汚いテメェらを許す気はない」

名前 日守彪斗 (ひなもり あやと)

性別 男

年齢 24

容姿 茶色の髪に自信ありげな紅色の瞳。左側を編み込んですっきりさせている。首元には黒い革に紺蒼色の石が着いたチョーカー。白地に黒襟の袖無し着物。黒の袴。ロングタイプの黒の指無手甲つけている。白の足袋に赤い鼻緒の黒下駄。上から羽織っている黒の外套の右袖部分には紅色の腕章が1部縫い付けられている。袖は通してないため、落ちないように黒の留め具で止めている。腰に愛刀。水が入ってる小瓶を納めているケース。身長160センチ前後と小柄で本人は気にしている。

性格 人に優しく自分に厳しく。笑顔がいつも絶えないタイプの青年。組織の長、組員共に大切に思っており、分け隔てなく接する。乱菊には過去に因縁があるようで、性格が180度変わりどこか好戦的になるだろう。

武器 日本刀。白銀を思わせる白い刃と本体。柄布の色は臙脂色。鞘も刃同等に白色であり、一角に金色の線で桜が描かれている。

異能 決壊水(ケッカスイ) 身の回りにある水などの液状ものを模した爆弾を作り上げ、小規模から大規模な爆破を起こす能力。爆破の上限はなく上記のように小規模から大規模な爆破を促すことはできるが、それに見合った液の量が必要となる。ただ、液状ならばなんでも可能なので、使いすぎると体内の血液まで反応してしまう為、使いすぎには注意が必要

所属 鬼灯

位 側近

備考欄 一人称は「俺」二人称は「お前」口調は割とフレンドリーで気軽っぽい。年上には敬語
かつてはとある幼なじみと共に乱菊に入隊するのを目標にして、「共に世を正す」と契りを交わし、互いに揃いの小物を分け、まるで兄弟とも言える仲であった。しかし、ある時、何があったのか、その恩師が妖鬼裁判にかけられてしまう。あんなに自分らを大切に育ててくれた恩師が鬼なわけない。咄嗟に彼は異議ありと抗議したが上が許してくれるはずもなく恩師は殺されてしまった。その事実に彼は絶望し、彼は意識を失うまで暴れた。意識を失う寸前、共に学んだあの幼馴染の表情が酷く歪んでいた事に彼は気づけ無かった。 次の日、意識を取り戻した彼は逃走。逃げ出した先で出会ったのは、現鬼灯の頭領。ボロボロだった彼はその顔を見るなり、無意識に、呟いていた。「助けてくれ」。
その後彼の下で再び学び始める。乱菊の被害が拡がらないようにするために。そして乱菊に置いてきてしまった大切な幼馴染を救う(殺す)為に。そして努力してきた結果、いつしか今の地位にまで上り詰めていた。首につけているチョーカーはかつて幼なじみから貰った宝物。それを外さない理由は誰にも言わないが、必ずどこか思い詰めた表情をするとかしないとか。
募集 誘われれば

Re: 鬼灯 医者 - 夜明

2020/04/05 (Sun) 00:15:24

「眞渕だ。医者を務めている。何かあればくるといい」

「……嗚呼、この手は最早、人を救う『資格』はないよ。ただ、求められたのなら、それに従うだけだ。俺は、かみさまでもなんでもない」

名前:眞渕 惣介/マブチ ソウスケ

性別:男

年齢:25

容姿:身長165cm、健康体。
混じりけのない漆黒の短髪、同じように闇のような黒い瞳は、獲物を見つけた蛇の様。左目の目元に黒子がある。薄い唇は常に不満げに垂れ下がっている。視力が低く、黒縁の丸眼鏡を着用。
黒無地の羽織と紺地の袴に黒の膝下まてある編み上げブーツという、所謂書生スタイル。
右手に黒の手袋(ショーティー)を着用。左手首には赤翡翠のブレスレットを着けている。
少々古ぼけた革のショルダーバッグを身に付けている。
(容姿画像 Picrew sobe様より 生きてる。使用)

性格:冷静沈着、淡々としたちょっと無愛想な性格。立場が上なれど態度は変わらず、患者にも差程変わりなく接する。かつては表情豊かな好青年であったのだが…何が原因か、こうなってしまった。時たまその片鱗が伺えるかもしれない。

武器:長柄で両刃の草苅り鎌。柄が115cm程、刃渡りが20cm程のもの。柄は外して細かくする事が出来、刃も折りたたみが可能。

異能:『夜鳴鶯』ヨナキウグイス……外部からの損傷を治すもの。患者に触れ、自らの一部を切り付けることである程度の損傷を治すことが出来る。その際、どの程度傷付けるかによって治る傷の深さは変わる。

尚、病気や致命傷は治す事が出来ない上、自らの怪我は一切治せないので使い所が重要だったりする。

所属:鬼灯

位:医者

備考欄
『過去』 極普通の家庭の次男坊。学歴・武術共にそこそこで育ったが、18の夏頃、家族共に[鬼憑]と呼ばれるように。それからの生活は一変。食べ物は録に手に入らず医者にもかかれなくなってしまう。それでも鬼狩に遭わず、飢餓に苦しみながらも生きてこられたのは、家族ぐるみで精一杯働いたお陰であった。
そんなこんなで5年前の20の春、鬼灯に入る事を決め、現在に至る。異能が開花したのは組織に入ってから二年目の夏である。

恐らく、[鬼憑]と呼ばれた理由は__。 (『技能』参照)

『好物』
・塩辛いもの
辛いと言いながら食べる。辞めろと言われても食べる。

・動物 特に猫。長毛種がいい。本人曰く「あのもふもふがたまらん」とのこと。

『嫌い・苦手』
・甘い物 苦手。成分的に摂取した方がいいのは理解しているが辛いものに慣れた舌では合わないようだ。

・乱菊 言わずもがな。絶対殺す。…と思うのだが、最近はそれがブレつつあるのでどうにかしたいとも。

『技能』
よく言えば平均的、悪く言えば役立たず。学問だろうが武術だろうが程々に出来て程々で終わる。唯一の取り柄は医学の知識のみ。 医学書を読み漁っただけの完全独学である。

(医者を務められるのは独学だけではない。本来一番を占めるのは絶対的な記憶力であるが、本人はそれに気付いていない模様。)

(__絶対的な記憶力故、気味悪がられているのだ。)

Re: 鬼灯 組員 - 夜明

2020/04/05 (Sun) 00:17:19

sv「俺ちゃん、徒野咲离って言うの! ネェ、俺ちゃんとあそぼ!」
 「咲……、ただ遊んで欲しかっただけなのに……。何でお前らは、咲達に刃を向けるんだ?」

名前:徒野 咲离(あだしの さくり)
性別:女
年齢:18

容姿:光加減によっては赤黒く見える黒髪、長さは肩程まであり左サイドテールに纏めている。白目に溶け込む様な薄灰色の瞳で狐目故に瞳孔が細長い。やや白めの肌に、120cm前後とその姿は「幼子」そのもの。
胸元辺りに黒サラシを巻き、黒いスパッツの様なぴっちり素材のズボン。その上から丈の短い着物(黒生地に白と薄紫の朝顔柄)を適当に帯で締め着用し、素足に下駄を履いている。両腕と首、両足首には紅色の首飾りを着用しており、鎖をジャラジャラと垂らしている。(詳細:自作画像参照)

性格:簡素に言うならば「幼子がそのまま成長した」様な性格。利己主義で我儘、面白楽しい事が好きでつまらない事が嫌い。白黒ハッキリすることを好む。
乱菊の事を<玩具>としか見ていないが、必ず遊んでくれる人と言う認識でもある。乱菊=敵であるという事は仲間から口酸っぱく注意されている為、理解はしているらしい。彼女からすれば、遊んでくれるなら乱菊でも鬼灯でも正直構わない様子。しかし敵意を見せた相手には容赦せず、牙を向く。
また、彼女は「にぃ」と呼ぶ人物に対しては、"大人しく素直に言う事を聞く"などと自ら豪語しており、もしかしたら自害すら厭わないだろう。どうやらそれほどにも、「にぃ」の存在は大きいらしい。

武器:懐剣(カイケン)
飴色の柄と鈍色の刃が特徴的な短刀の中でも小さな短刀。普段は着物の袖中に仕舞っている。

異能:「座敷荒らし」
かの有名な座敷童子が「幸運」を呼ぶ力を持つと言うならば、この異能は「不幸」を呼ぶ力を持つ。
彼女の傍(半径3m程)に居る人間全員が対象で、対象は「不幸」に襲われる。【石に躓く】【頭上から物が落ちてくる】【物を失くす】など些細なものが多く、死には至らない程度の「不幸」。
常に垂れ流し状態である為、身体がそれほど丈夫ではなく、人より疲労を感じやすく、何なら常に疲労状態にある。

所属:鬼灯
位:組員

備考欄:一人称「俺ちゃん/咲」二人称「兄ちゃん/姉ちゃん」
異能は元々現在より効果が強く、常に垂れ流し状態にある。首輪は謂わば蛇口の様な役割を果たしており、5つ揃って力を抑えることが出来ている。……と言うのが少女の認識。実際はただの何の効果もない首輪で、暗示によるものであり、"思い込み"によって無意識に抑え込むことができている。
だが抑え込んだ力の影響か、体の成長は乏しく、10の姿で止まっている。

過去:生まれは普通のお家。少々変わった髪質と瞳により「この子は座敷童子の生まれ変わりかもしれない!」と両親から寵愛を受けていた。
だが、少女が持ってきたのは「幸福」ではなく「不幸」だった。度重なる身内の不幸や失せ物に大怪我…、言わずもがな親族は皆少女のせいだと捲し立てた。やがて少女は"鬼憑"と呼ばれ、両親からも見捨てられた。齢10の出来事である。

誰からも愛されず、遊んでもらえず__孤独だった。

そのままのたれ死のうとした際、救ってくれたのが「にぃ」だった。一度きりの食事と着物、異能を制御するための術を与えてくれた。ただの気紛れだとしても、助けられたことに違いはない。にぃとの会話はろくに覚えていないが、名前を尋ねた際「ただのお兄さんだよ」との言葉だけは覚えていた。その為、辛うじて顔は覚えているその人物=にぃと呼んでいる。少女がなついているのは、その出来事があったからである。

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